(取引内容 抜粋)
所有する戸建てを売却し、引っ越しを考えていた70代のY様。
理由は足が悪くなり、高台の上で階段の勾配がきついからという事でした。
まず訪問査定に伺い、住宅診断を行いました。
玄関に入った時点で少し違和感がありました。
玄関のすぐ隣の浴室脱衣所の壁部分に横に亀裂が入っていたので、いつからかお尋ねすると2005年の
西方沖地震の時からという事でした。
計測器で傾きの調査を行うと、9.5mm/1000mm(3mで約3センチの傾斜)という結果が出ました。
基準が6/1000なので基準を大きく超える数値となります。
相場で2300万円ほどで売りに出ていましたが、建築士を交えて状態を説明。
・2005年から放置していたことで、屋根の重みで2階部分を含め、現在でも少しずつ被害が広がっている
・脱衣所の壁亀裂部分から湿気が漏れており、木部分・コンパネのカビ、腐敗確認。
傾きの大きさと湿気漏れにより躯体への影響も出てきていたことから、一般顧客に向けて販売しても売れる確率が低いということで、
①傾き・木部分、コンパネ腐敗を修理後、2300万円で通常販売する(費用約400万)
②傾いたまま業者買取に出す(売却価格1850万円)
を提案。
①はマイナスをフラットに戻す工事ということから販売価格は変わらないので
Y様は不要品回収費用を含めて②1850万円で買取での売却を選択しました。
そのまま販売を続けていると
・もし調査することなく売れていた場合、契約不適合責任により損害賠償や契約解除、補修請求される恐れがあった
・傾きが進行し、もっと手の付けられない状態になっている可能性があった。
普通の状態に見えても、中古の場合、専門家に診てもらう事は必須です。