住宅・空き家を売るのに良いタイミングっていつ?

※物件の状況や、何を基準に考えるかで違ってきます。

①不動産相場価格を基に売り時を考える
 
不動産は土地の立地、建物の築年数、ローン金利、市場の動向、需要と供給等によって変動します。
今後も福岡市中心地のように人気で、買いたい人が募るような立地では不動産価格は中々下がりませんが、
過疎化が進んできており、人が集まってこない地域では不動産価格は下落していくでしょう。
 
転勤など家を出る事情がない場合は、急を要していないので価格の変動等を調べ続ける方も少なく、
株やドルのように価格が日々明示されているわけではないので、今ここの価格が上がっているのか、
値下がり傾向なのか、一般の方では分かりにくいというのが実情です。
 近年のその地域の相場を知りたい場合は信頼できる不動産業者に尋ねるのが早いでしょう。相場価格は
最低でも半年ごとに調べて価格を出されてください。

②築年数で見る売り時の考え方
 
住宅の場合、リフォーム、お手入れなどの管理によって資産価値が変わる、ということ
もありますが、相場を見る査定上では、耐用年数22年の木造住宅の価値は22年以上経つと
10%~20%まで下がる、ということになります。
 そこで、築年数を基に売り時を考えるのであれば「なるべく早い」方が得策と言えます。
例えば木造住宅は15年までに定額法で約75%の価値が償却(減少)されます。
鉄筋コンクリートのマンションは15年で約30%減です。
この住宅は今日が一番新しいので、築年数で見るとすると、戸建て住宅もマンションも
築15年以内であればなるべく早く売り出す方が高く売れる可能性が高まる、という事になります。

③その他の売り時

売る時の譲渡所得税(長期・短期利率)、税制の優遇時期、住宅ローン金利の動向、
時期やそれぞれのライフスタイルなど様々なベストタイミングがお客様によってあるかと思います。
全てが一番の条件で揃えることは少々難しいかもしれませんが、しっかりヒアリングを行い、様々な
状況を相対的に鑑みて、「今このお客様にとってのベストなタイミング」を一緒に考え、多角的な視点
からご要望に応じた売却をご提案するのが「不動産業者」の役割です。
 税制・法令・条例、建築知識など自分では中々気が付けない落とし穴があることも多いの
が不動産売却ですので、しっかりとしたサポートを受けられる業者にお任せください。
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