査定価格を知った後、どう進めていくのか?
●相場価格を知り、訪問査定で査定額を見積もりした後は、基本的に下記①~③の組み合わせで実際の売り出し価格とどのように売るかの戦略を決めていきます。
①建物が問題ない状態か、経年で傷んでいないか、構造上の問題があるか
②リフォームするか、最低限の片付け清掃のみか、手を付けずそのままか
③居住中のまま売り出すか、空室状態にして売り出すか
【組み合わせ別 売却価格上位ランキング】
1位. ①構造上の問題がない+②フルリフォーム +③空室状態
2位. ①構造上の問題がない+②片付け清掃のみ+③空室状態
3位. ①構造上の問題がない+②片付け清掃のみ+③居住中
中古住宅の売却に
①の構造上の問題がない、ということは欠かせません。またそれが客観的な調査に基づく結果であることも重要です。これがインスペクション(建物検査)となります。
②は売主の方によって行うか行わないか、選択が分かれますが、購入者によっても分かれます。近年はアンケートでも「自分でリフォームしたい」という方やこだわって内装をデザインされるお客様も増えてきましたので、一概にリフォームして売るのが良いとも言い切れない部分もあります。
ただ、あくまでも販売ですので最低限、きれいに見せる工夫はしておく必要があります。
③は内覧時に空室であれば、家具でステージングして内覧会の開催が出来たり、集客できるツールが増えるので、できれば空室が良いというのと、「内覧時に入居者がいるとしっかり見れないので敬遠する」というご意見も多くあるので、もし居住中でも、内覧時には家を空けておくのが良いでしょう。
このように、中古住宅の販売には売れやすい物件を演出するポイントがあります。
不動産業者がそこを抑え、売主様と協力して販売活動を進めていくことで、希望の売却につながっていきます。