建物状況調査ってなんですか?

建物状況調査とは、建築士のうち「既存住宅状況調査技術者講習」を修了した者が実施します。

住宅の基礎、外壁等に発生しているひび割れ・雨漏り等の劣化・不具合の有無を目視・計測等により調査するものです。

この調査のメリットとして
・既存住宅の状況を売主、買主、仲介業者が把握した上で、売買等の取引を行うことができます。
・建物状況調査の結果を参考に、既存住宅購入後にリフォームやメンテンナンス等を行うことができます。
・劣化・不具合等が無いなどの一定の条件を満たす場合には、既存住宅売買瑕疵保険に加入することができます。
・売却時に優良な既存住宅としてアピールできます。

その目的は、簡単に言うと家の「法定車検」です。

※車には定期的な「法定車検」が義務づけられているのに、より高価な住宅には何故か車検のような義務は現在存在しておりません。
そのため、「購入前は見えなかった隠れた建物の不具合(瑕疵)」が度々問題になっており、全国でトラブル相談数も年々増加してきています。
裁判件数の多い欧米では当たり前となっているこのインスペクションは、住宅の安全取引のため、日本でも今後不可欠になっていくことが予測されます。
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